小説家を目指す人からのよくある質問・気になる情報を詳しく解説します。

小説家を目指す人からのよくある質問

Q.小説家になるには、どのような準備をすればいいですか?

A.プロの小説家になるためには、「読む・書く」を継続して行っていく事が大切です。
文章を使ってストーリーやメッセージを伝えるためには、豊富な語彙を自分の中に蓄えておく必要があります。言葉のチョイス一つで、同じ事を書いているのに全く異なる表現になるのが、小説のおもしろいところですよね。
語彙力を高めるためには、他者が書いた文章を読む事が効果的です。言葉の知識が増えるだけでなく、文章への理解力も高まります。
重要なのは読んで満足せず、読んで学んだ事を自分の作品に還元していく事です。知識を詰め込むだけでなく実際に書き上げる事が、文章力上達の近道と言えます。
上手く話をまとめられない、おもしろい文章を書けない・・・と最初は悩むでしょう。
ですが、とりあえず原稿を書き上げてみよう!という姿勢が小説家を目指す上で最も欠かせないです。

Q.文章が下手でも大丈夫?

A.そんなことはありません!ヒット作の中にだって、実は文章力がそれ程高くない作品がたくさんありますよ。
「だって、文章書くのが下手だからプロなんて無理だよ・・・」という理由で、小説家の夢を断念してしまう人がいます。ですが、ここで諦めてしまうのは、とっても勿体ない事です!
良い文章か否かは、その小説を読む人によって大きく変わります。育ってきた環境が違うのですから、人それぞれ違った趣味や価値観を持っていて当然ですよね。
同じ文章を読んで面白いと感じるか、つまらないと感じるかは、十人十色。
全ての人が「面白い!」と感じる小説を書く必要はありません。文学賞の審査員だって、何も高い文章力だけを求めている訳ではないのです。
荒削りの中でもキラリと光るものがあれば、読者は自然とついてきます。

Q.独学で小説家デビューできますか?

A.もちろん、プロの中には独学でヒット作を生み出してきた作家さんはたくさんいます。
ですが、どんな勉強でも独学には限界があるというのも事実です。よく見られるのは、とりあえず書いてみたけど、作品を他の人に見せるのは恥ずかしくて結局そのまま・・・というパターンです。執筆経験のない人にとって、自分の書いた文章を人に見せるというのは、とても勇気のいる事ですよね。ですが、作品をそのまま家に眠らせてしまっては、小説家としてデビューする事は出来ません!また、自分ではイマイチだと思った作品も修正を加える事でブラッシュアップされ、素晴らしい作品へと生まれ変わるかもしれません。
専門学校では、授業で小説家の書き方を学ぶだけでなく、講師による添削やアドバイスを受けられます。同じ小説家になるという夢を持つ仲間もいるので、お互いに切磋琢磨し、独学よりもはるかに早く上達出来る可能性も高いのです!
専門学校に通うなら、どんな環境でどんな講師がいるのか、何を学べるのかなどの調査をしっかり行っておきましょう。
オープンキャンパスや学校見学会に行くのも学校の雰囲気を知る為には、非常に有効な手段です。